睡眠時間は減らせるようだ

実験まえ6時間半眠っていた2人は、眠りを5時間にへらすことができた。

つまり、努力の結果、睡眠時間をふつうの人は約3分の1、短眠傾向の人は4分の1けずれたことになる。

しかも、高級 羽毛 布団での睡眠量を短縮すると、いちばんふかい眠りである段階4のノンレム睡眠がふえた。

そのかわり、あさい眠りである段階1+2のノンレム睡眠とレム睡眠とがへることもわかった。

また、睡眠時間のなかにわりこむ覚醒もへってしまった。

つまり、人体は眠りの質をよくすることによって、睡眠量の不足をおぎなったのだ。

ここでも、埋めあわせのしくみがはたらいていることがわかる。

睡眠時間を減らす実験

さて、起床と就床の時刻は、克明に記録してもらう。

脳波と眼電図は、週に3夜ずつ、携帯用の記録計に収録するが、そのための電極は夫婦どうしで、たがいにとりつけあう。

まず、いつも一夜に8時間眠っている3組には、2週間ごとに30分ずつおそく布団 羽毛に入ってもらい、睡眠量を6.5時間に短縮してもらう。

起床時刻は一定にしておく。

もちろん、昼寝も居眠りもご法度だ。

ついで、全員に3週間間隔で30分ずつおそく寝床に入ってもらい、睡眠量を5.5時間に短縮してもらう。

5.5時間の睡眠量が実現したら、この状態を一ヵ月つづけてもらう。

そのあと、さらに3週間間隔で30分ずつおそく寝床に入ってもらい、睡眠量をへらしてもらうが、これ以上もう我慢できないというところで、この状態を一ヵ月つづけてもらう。

こんなスケジュールで頑張ってもらったところ、実験まえ8時間眠っていた6人のうち、2人が4.5時聞まで、2人が5時間まで、2人が5.5時間まで、へらすことができた。

睡眠時間を削るには

無眠者や短眠者になるのはむりとしても、羽毛 布団 通販での眠りについやす時間をいくらかさいて、もっと意味のあることをしたい、と願う人は多い。

忙しい人なら、たいていそう思うだろう。

それでは、ふつうの人はいつもの眠りをどれほどけずっても大丈夫だろうか。

アメリカの睡眠学者ダニエル・マラニーらは、若い夫婦4組を選びだし、ながい期間をかけて、この問題に本格的にとりくんだ。

被験者は、21~28歳で、カリフォルニア大学の大学院生6人とその配偶者である。

いつも一夜に8時間眠る3組と、6.5時間しか眠らない1組が選ばれた。

みな睡眠障害のない健康な心身の持主で、睡眠量を短縮する意志のある人ばかりだった。

被験者になるについては、相応の報酬がでるから、やる気はさらに増幅されたはずだ。

ながい期間の実験だから、自宅で寝て、夫婦ではげましあい、協力させるという方法もなかなか巧妙だ。

鳥は半分ずつ眠るらしい

ソ連の科学者レフムカメトフが二種類のイルカ(タイセイヨウバンドウイルカとネズミイルカ)を脳波でしらべてみると、意外なことがわかった。

なんとイルカは、左右の脳を片方ずつ眠らせながら、泳ぎつづけているのだ。

寝ながら起きている、というわけである。

しかも、レム睡眠はまったく検出できなかった。

ムカメトフはさらに、黒海産のアザラシの脳波をしらべたところ、イルカと同じように左右の脳を交互に眠らせる技術をもっていた。

ただし、岩場に寝そべることのできるアザラシには、レム睡眠がちゃんと出現したところがちがう。

鳥も左右の脳を片方ずつ眠らせる特技をもっている。

アメリカの動物学者ナイジェル・ボールは、鳥の睡眠行動をしらべ、カモメなど26種類が片目をつむって眠る、と報告している。

このとき、とじた目と反対側の脳半球には睡眠脳波がみられ、ひらいた目と反対側の脳半球には覚醒脳波がみられる、という。

休息場所のない大空で、鳥たちは飛びつづけながら、脳半球を交互にやすめているのであろう。

人が羽毛 布団 販売で片方ずつ脳を眠らせるなんてことは不可能なので訓練しないように。

眠らないイルカ

1日2、3時間しか羽毛 フトンで眠らないとなると、人間では驚異の超能力者ということになってしまうが、ひろく自然界を見わたすと、その程度の超能力をもつ動物なら、いくらでもいるようだ。

とくに、平原にいて肉食獣に襲われやすい草食獣は短眠者である。

かれらは、ほんのしばらくうとうとすることをくりかえしながら生活している。

もっと、極端な例がある。

イルカである。

イルカは陸上から水中生活にもどった動物で、肺呼吸をする。

溺れないように、ふつう水面に浮かぶか、水底で息がもつだけのあいだちょっとだけ眠る。

ところが、イシイルカという小型のイルカをプールでいくら眺めていても、眠っていたためしがない、という報告がある。

だから、この動物はまったく眠らないのではないか、といわれている。

いっぽう、同じ仲間のバンドウイルカは、片目をとじて泳ぐことが知られていた。

なぜ眠らなくなったのか

別の男性は、うまれつきだというし、またほかの男性は成人するころからしだいに眠らなくなった、という。

最大公約数をもとめると、どうやら脳の調節回路が常人とはすこしばかりちがっているらしい、ということになる。

無眠者についての話は、メディス著『睡眠革命-われわれは眠りすぎていないか』(どうぶつ社1984年)にくわしい。

この本を読むと、われわれが羽毛 ふとんでの眠りについて常識的に考えていることがすっかり否定されていて、たいへん驚かされる。

文明人のための睡眠論として非常におもしろいから、一読をおすすめする。

もちろん、批判的な見かたをおわすれなく。

いくら頑張っても普通の人が無眠者になることはできそうにないし、私たちにできるのは睡眠時間を少し減らすくらいしかできそうにないようだ。

眠らない人たち

ある無眠者をしらべてみると、まったく羽毛 布団で眠らない夜もあれば、100分間つづけて眠る夜もあった。

睡眠量は、平均すると一夜あたり1時間弱であった。

脳波の記録はないが、日記のかたちで記録した別の無眠者では、二週間で合計101分、つまり一夜あたり84分しか眠らなかった、という。

こういう人は、時間がふんだんにつかえるのだから、ふつうの人よりもずっと多くのしごとができるわけで、多趣味でかつ多忙である。

1人で2、3人分の活動ができるわけだ。

それなのにまだ時間がたりない、と思っていたりする。

なぜ無眠者になれたかというと、原因はいろいろだ。

ある女性は、あくびをしてあごがはずれて以来そうなったという。

別の女性は難産でうまれたためらしい。

ある男性は、交通事故で脳に傷をうけてから、寝なくてもよくなった。

睡眠薬の注意点

「睡眠薬を服用していますが、ずっと飲んでいて大丈夫でしょうか?」


・・・このような質問を医師はよく受けるようです。


近年おもに使用されているベンゾジアゼピン系睡眠薬や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、適正な用量・用法を守って使えば呼吸抑制などの重篤な副作用は少なく、安全性の高い薬物です。


長期に使用しても危険性はありません。


一般に長期に薬物を使用した場合に問題となることの1つに、同じ用量を使っていても薬物の効果が次第に減弱してしまういわゆる耐性の形成がありますが・・・


ベンゾジアゼピン系睡眠薬では長期に連用してもこのような耐性が生じにくいのです。


睡眠薬を長期に服用しても安全であるとはいえ、不眠症状が十分に改善しているのであれば、漫然と睡眠薬を使用するのではなく、睡眠薬の減量や中止を試みることも大切です。


しかし、睡眠薬を急に減量したり、中断した場合、反跳性不眠といって、以前よりもさらに強い不眠が出現することがあります。


重篤な場合、不眠のほかに、不安・焦燥、振戦、発汗まれにせん妄、けいれんなどの退薬症候が出ることもあります。


・・・したがって、睡眠薬の減量や中止については、けっして自己判断によってはなりません。


そして羽毛 ふとんなどの寝具は自分が気持ちいいと感じるものにしましょう。


担当医師に十分に相談した上で、その指示をしっかりと守っていく必要があります。


悪夢ばかりを見て疲れる

悪夢に関してはその頻度は小児期に多く、成長に伴い減少しますが、成人においても頻回の悪夢は1%程度の頻度で認められます。


その明確な原因は不明でありますが、睡眠薬やパーキンソン病、高血圧、うつ病に対する治療薬が原因となりうることから薬物の変更が悪夢の軽減に有効な場合があります。


また、心的外傷後ストレス障害(PTSD)でも頻回の悪夢が認められるため、精神科的治療が必要となることがあります。


反復する日中の居眠りや情動脱力発作(笑いや怒りにより脱力を来す)を主症状とするナルコレプシーにおいても、生々しい現実感を伴った夢を頻回に体験することがあります。


これは入眠時幻覚と呼ばれています。


布団 羽毛での入眠直後から自分では周囲の状況がうっすらとはわかっているにもかかわらず鮮明な夢を見るという症状であり、通常は入眠後90分ごろより出現するレム唾眠が入眠直後から出現してしまうことによるものです。


また、朝の覚醒前にも同様の状態(出眠時幻覚)を認めることもあります。


この場合、治療にはレム睡眠抑制作用を持つイミプラミン(トフラニール)、クロミプラミン(アナフラニール)などの三環系抗うつ薬が有効です。


・・・いずれにせよ頻回の夢により長期間睡眠が障害されている場合には、専門医を受診することが望ましいでしょう。


夢をみて困る人は・・・

夢とレム睡眠には深い関係があるとされており、羽毛 布団でのレム睡眠中に起こした時の夢を思い出せる率は80%以上と高く、その内容も明瞭かつ複雑であるとされています。


レム睡眠は睡眠後半部に多く出現します。


レム睡眠時では筋緊張は低下し、外部からの入力は減少し刺激の少ない状態である一方で、大脳皮質の活動性は覚醒時に近いレベルにあります。


・・・こうした状況下において刺激によって想起された過去の記憶は、覚醒時のごとく明確に映像化、具体化されるものの論理的なまとまりが不十分な・・・


いわゆる夢として体験されると考えられています。


過剰に長く睡眠をとった場合、睡眠薬やアルコールの連用を中止した場合などにはレム睡眠が増加するため、夢を多くみていると感じる場合があります。


したがって、こうした場合にはまず適切な睡眠が得られるよう生活習慣や寝室の環境を見直す必要があります。